消防・防災マガジン

落雷による自動火災報知設備の被害と対策

東京・北関東を中心に、消防設備の点検・工事を行っております、一電機㈱です!
突然の落雷で停電した経験…ありませんか❓
電化製品が壊れたり、通信が遮断されたりと、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。
もちろん、その影響は建物の防災設備にも及びます。
みなさまの建物の消防設備は、雷への備えができていますか❓
日本は世界有数の雷多発国。
特に夏のゲリラ雷雨や冬季の雷被害は増加をしている一方です。
その影響で、自火報の誤作動、機能停止といったトラブルが後を絶ちません。
気づかないうちに”使えない設備”になっている建物も少なくないのです。
📍落雷で発生する自火報のトラブル
落雷は一瞬で数十万ボルトもの電圧を発生させます。
これによる雷サージが電源線や通信線を通じて侵入すると、
精密な消防設備に甚大な影響を及ぼします。
🔸 誤報・誤作動
火災が発生していないのに警報が鳴る。避難混乱や誤報出動につながる。
🔸 機器の破損
受信機や感知器の基板が焼損し、修理や交換に高額な費用がかかる。
🔸 機能停止
落雷後に設備が沈黙。実際の火災時に警報が鳴らず、人的被害が拡大する危険。
🔸 停電による二次障害
消火ポンプや排煙設備が同時に停止し、建物全体の防災機能が失われる。

📍具体的な被害事例
🔸工場で落雷により受信機が故障➡️火災発生時に警報が鳴らず、延焼被害が拡大。
🔸公共施設で非常照明がダウン➡️避難誘導灯が困難に。
🔸マンションで消火ポンプ制御盤が停止➡️初期消火ができず被害は拡大。
「雷対策を後回しにしたために消防設備が役に立たなかった…」
これは決してめずらしい話ではありません。
📍一電機が推奨する落雷対策
当社では、数多くの点検・施工の経験から、
以下の多層的な防御策を提案しています。

✔避雷設備(雷保護システム)の設備
建物に避雷針や雷保護ケーブルを設置し、落雷電流を大地に安全に逃します。
✔雷サージ対策機器(SPD)の導入
自火報の受信機・制御盤にSPDを設置することで、電源線や通信線を通じた過電圧を吸収・遮断します。
デジタル化した最新の自火報は雷⚡に弱く、SPDは必須です。
✔非常電源の確保と点検
停電時でも消防設備が動作できるよう、蓄電池や自家発電機の定期点検を徹底します。
✔定期点検とサージ機器のメンテナンス
消防法で義務付けられている年2回の点検に加え、落雷の多いシーズンには臨時点検を推奨。
SPDは消耗品であるため、寿命管理が重要です。
📍まとめ
落雷は自然現象で避けることはできません。
しかし、適切な雷対策と定期的なメンテナンスを行うことで、消防設備の信頼性を守ることはできます。
自動火災報知設備は、建物と人名を守る「最後の砦」です。
落雷で壊れてしまってからでは遅いため、事前の対策が欠かせません。
一電機株式会社は、避雷設備・SPD・非常電源を含めたトータルな雷対策をご提案し、
地域社会の安心と安全に貢献してまいります❕
🟠お問い合わせ
📞TEL:0120-868-642
🌐お問い合わせフォーム:こちらからどうぞ
「雷の多い地域なので不安…」
「以前、落雷で設備が壊れたことがある」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。