消防・防災マガジン

猛暑がもたらす「自動火災報知設備の誤作動」について ~背景と対応策を分かりやすく解説します~

東京・北関東を中心に、消防設備の点検・工事を行っております、一電機㈱です!
10月に入り、朝晩は涼しさを感じるようになってきました!
とはいえ…今年の夏も各地で厳しい暑さが続き、記録的な高温がニュースとなりました。
この“長引く暑さ”の影響は、私たちの生活だけでなく、
建物に備わる消防設備にも少なからず影響を与えています。
そのひとつが「自動火災報知設備(以下:自火報)」の誤作動(非火災報)です。
火災が起きていないのに警報が鳴ってしまうトラブルが。近年とくに工場や倉庫などで増えています。
私たち一電機株式会社では、消防設備の専門家として、
この現象の背景と対応策をわかりやすくご紹介いたします✊
1.なぜ猛暑で「非火災報」が起きるの?
自火報は、建物内で火災が発生した際に「熱」や「煙」を感知し、自動で警報を鳴らす大切な設備。
ところが火災ではないのに警報が鳴ってしまう誤作動が増えています。
主な原因は次のとおりです。

①気温の上昇による誤反応
屋根裏や工場・倉庫など、真夏には50℃を超えるような高温環境になる場所では、
熱感知器が火災🔥と勘違いして反応してしまうことがあります。
②温度や空調の影響
温度が高い場所や、冷暖房を急に切り替えるような環境では、
水蒸気やほこりが光電式の煙感知器に入り込み、煙と誤認することがあります。
③経年劣化や環境の変化
長年使われている感知器は精度が落ちやすく、わずかな変化にも過敏に
反応してしまう場合があります。
2.誤作動が起きるとどうなるの?
非火災報が発生すると、現場ではさまざまなトラブルが起きます。

①避難や業務の混乱
突然の警報で従業員やお客様が避難することになり、業務が一時中断するケースもあります。
②消防機関への出動
誤報でも消防車🚒が出動してしまい、結果的に地域や消防署に迷惑をかけてしまうことも。
③信頼性の低下
「また誤作動か」と思われてしまうと、いざ本当の火災🔥の時に避難が遅れてしまう危険があります。
3.主な対応策
私たちは「地域の安心と安全を守る」ことを使命に、次のような取り組みを進めています!
🟢猛暑下での誤報事例のデータ収集と分析
🟢最新式感知器への更新提案
🟢工場・倉庫など暑熱環境下の現場調整と個別改善プランの作成
🟢点検スタッフへの猛暑対策教育
これらの取り組みにより、
「誤報を減らし、火災時には確実に作動する」消防設備の維持を目指していきます。
最後に
近年の猛暑は今後も続いていくと予想され、非火災報のリスクも高まっています。
しかし、正しい点検や改善を行えば、誤作動の多くは防ぐことができます。
一電機株式会社は専門知識と実績をもとに、建物の特性に合わせた最適な防災対策をご提案いたします。
安心して日々を過ごせる環境づくりを、これからも全力でサポートしてまいります!
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担当:一電機株式会社 防災事業部
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