消防・防災マガジン
冬に火災報知器が誤作動する理由 よくある原因と対策についてご紹介!
東京・北関東を中心に、消防設備の点検・工事を行っております一電機です!
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は「冬に起きやすい非火災報」についてご紹介いたします。
非火災報とは?🔥
火災ではないのに、自動火災報知設備が作動してしまう現象のことを「非火災報」といいます。
共同住宅や店舗・施設では、熱感知器や煙感知器などが誤って反応してしまうことで発生します。
特に冬は、次のような季節特有の原因が増えるため、誤作動が起きやすくなります。
冬に非火災報が増える主な要因⛄
①差動式感知器:急激な温度上昇に反応
熱に反応する差動式感知器は 一定時間内の室温の上昇率 に反応します!
冬冷え切った部屋を一基に暖めようとして
・帰宅直後、エアコンの温度を高めに設定
・最強風量で一気に暖める
・ストーブやファンヒーターを同時に使用
などなど、このような状況で気温が急上昇すると、感知器が火災と判断し、
警報が発報することがあります💦
②結露による誤作動
冬は暖房で室内が暖まり、外気との温度差で天井付近に結露が発生しやすくなります。
この結露が感知器内部へ入り込むと、誤作動を起こすケースがあります。
③加湿器の蒸気が煙感知器に反応
得に超音波式加湿器は細かいミストが出るため、煙感知器に反応しやすく、
・煙と誤認する
・上記が天井付近に滞留する
上記のようなことが原因となり警報が鳴る場合があります。
④キッチンの蒸気・料理量の増加
冬になると多くなってくる鍋料理や煮込み料理は、上記量が多くなりやすく、
換気が不十分だと煙感知器が反応してしまうことがあります。
⑤換気システムの逆流・外気ダクトの冷気
寒冷地や建物の構造によっては、外気導入ダクトから冷気が逆流し、
急激な温度変化が起きて誤報につながることがあります。
今日からできる 非火災報の予防チェックポイント✔

こちらの画像に載っている、小さな工夫で、誤作動のリスクは大きく減らすことができます。
もし非火災報が起きてしまったら❓
・周囲の安全を確認(無理のない範囲で)
・自動火災報知説にの操作は無理に行わない
・管理会社や消防設備業者へ連絡
・同じ場所で繰り返す場合は調査が必要
誤報が続く場合、感知器の劣化や設置環境の問題が隠れている可能性があります。
冬は自動火災報知設備が誤作動を起こしやすい季節だということがお分かりになりましたか?
少しの工夫で防げるケースも多いので、ぜひ今回のポイントを参考にしていただければ幸いです✨
非火災報や警報の誤作動でお困りの際は、一電機へお気軽にご連絡ください。
お客様の建物や設備の状況に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。
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